2010年03月16日

亡き親友、今でも夢に…目覚めて「もう、いねーんだな」 秋葉原殺傷(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原殺傷 第5回公判】(5)

 《加藤智大(ともひろ)被告(27)のトラックにはねられ、けがを負った男性被害者Bさんに対する証人尋問が続いている。一緒にいてはねられた友人の川口隆裕さんとAさんは死亡したが、Bさんはそれを自宅のテレビニュースで知ったという。Bさんは検察官の質問に答え、2人の葬儀に参列した際の思いを語りはじめた》

  [フォト] 無差別殺傷事件の現場となった交差点

 検察官「川口さんとAさんの葬式に行きましたね」

 証人「はい」

 検察官「そのときの気持ちはどうでしたか」

 証人「友達が亡くなったので、喪失感というか…むなしさがあふれ出てきました」

 検察官「葬式で、2人の姿を見ましたか」

 証人「はい」

 検察官「どのような様子でしたか」

 証人「川口君は、見たのは顔だけで、化粧(死に化粧)もしていたので、別人のように見えました。A君は、顔中アザだらけで…とても痛々しいと思いました」

 《ここで検察官はBさんに、事件当時の交差点が写った写真を示したようだ。Bさんは、検察官の指示に従って、川口さんやAさんらが倒れていた位置に丸をつけていく。傍聴席から見える大型モニターでは、その様子はうかがえない》

 検察官「被害の様子を今でも思いだしますか」

 証人「はい。今でも川口君やA君が夢に出てきて、危ない状態から回復して、話をするような夢を見ます」

 検察官「どのように話しかけるのですか」

 証人「自分の心境を…。『心底、良かったな』と、2人に話しています」

 検察官「夢から覚めたとき、どのような気持ちですか」

 証人「そうですね…。夢を見ているとき、すごくうれしかったのもあるし、夢から覚めて、『もう2人はいねーんだな』と思って…。悲しさというか、むなしさが、すごく出てきます」

 検察官「2人の様子を思いだしますか」

 証人「はい」

 検察官「どういう場面ですか」

 証人「事件直後に、2人が倒れているところを思いだします」

 検察官「2人を失って、今どう感じていますか」

 証人「やはり、喪失感…それと、憤りも感じますし…。むなしさ、悲しさが一番です」

 検察官「憤りとは?」

 証人「自分の日常を木っ端みじんに壊されたし、それに対する怒りです」

 検察官「今でも車を見て『怖い』と感じることはありますか」

 証人「近くでトラックなどが高速で走っているのを見ると、かなり怖い思いです」

 検察官「友人2人の命を奪われて、今、裁判が行われています。何か思うことはありますか」

 証人「被告は今、何を考えて臨んでいるのかなと思います。2人を殺されたし、何でいま、のうのうと生きているのかな、と思います」

 《加藤被告は、うつむいたままだが、少し身じろぎしたようだ。公判では常に猫背気味に座っている加藤被告だが、この日はいっそう背中が丸まってみえる》

 検察官「どのような処罰を望みますか」

 証人「死刑を望んでいますが、安易に死んで逃げる、というか、楽になるようなことでいいのかと、疑問には思います。ですが、死刑以外では、満足できないという思いです」

 《Bさんの厳しい処罰感情を引き出して、検察側は質問を終えた。続いては弁護側の反対尋問だ。Bさんらが、交差点で加藤被告のトラックにはねられる直前の状況から質問していく》

 弁護人「信号待ちをしていたとき、先頭の人との距離はどれくらいでしたか」

 証人「覚えていません」

 弁護人「どのくらいの位置で信号待ちをしていましたか」

 証人「自分たち以外に信号待ちをしていた人はたくさんいたので、(待っていた人の中では)先頭ではなかったと思います」

 《弁護人は、Bさん一行が交差点を横断した際について、細かい状況を確認していった。Bさんは記憶があいまいな部分も多いようで、「覚えていません」という答えが続く。質問は、トラックにはねられた後の状況に移る》

 弁護人「気づいたらうつぶせだったそうですが、トラックがどう走っていったかは見えましたか」

 証人「見えていません」

 弁護人「刃物を持った男がいると(現場で)聞いたとのことですが、自分では見ましたか」

 証人「見ていません」

 弁護人「自分で見てはいないんですね」

 証人「はい」

 《弁護人は、事件について語ったBさんの供述調書の信頼性を確認しているようだ》

 弁護人「被告人がなぜ事件を起こしたと聞いていますか」

 証人「まあ…インターネットで軽く見るぐらいのことしか知らないです」

 弁護人「ご自身の供述調書で、『(被告は)人生をあきらめていたらしい』と書いてありますが、そういう認識でいいんですか」

 証人「そうですね」

 《次に、弁護人は、加藤被告が被害者に送ったという手紙について質問していく。友人を加藤被告に殺害された証人のBさんは、言葉を探るように、感想を述べていく》

 弁護人「被告人の手紙をごらんになりましたか」

 証人「見ていないです」

 弁護人「なぜ見ていないんですか」

 証人「何を書いていても、満足というか…そういう…正の感情は…。負の感情以外はわかないから」

 《ここで尋問する弁護人が、別の男性弁護人に交代した。加藤被告は時折メモをとっている》

 弁護人「将来も手紙を読む気はありませんか」

 証人「いえ。いつか読むつもりですが、いつかは決めてはいません」

 弁護人「先ほど、『死刑以外は満足しないが、死んで楽になるのは…』とおっしゃいましたが、それをもう少し説明していただけますか」

 証人「もっと苦しんでじゃないが…。被告に…もっとつらい思いを…」 

 《Bさんへの証人尋問は終了した。村山浩昭裁判長が、Bさんが検察官に従って印をつけた地図などに署名するように促した。加藤被告はその間、何かメモに書いている》

 村山裁判長「午前中はここまでです。午後は供述調書の取り調べを行った後、証人尋問を行います」

 《公判は休廷した。裁判長に退廷するよう促された加藤被告は、傍聴席に向かい、一礼して退廷した。午後は1時30分から法廷が再開する予定だ》

     =(6)に続く

(4)迫るトラック、友人が背中を押し「自分を救ってくれたと思う」 秋葉原殺傷第5回公判ライブ
被害者に証人尋問 「秋葉原殺傷 第4回公判」特集
目撃者が事件再現 「秋葉原殺傷 第3回公判」特集
犯人と呼ぶ弁護人 「秋葉原殺傷 第2回公判」特集
謝罪するネ申 「秋葉原殺傷 初公判」特集

誤給油故障、後絶たず… セルフ式は慎重に(産経新聞)
地方公務員の8割超が将来不安=「老後の生活資金」などで−財団調査(時事通信)
「敬愛する金総書記」107回、日米に敵対…朝鮮学校「現代朝鮮史」(産経新聞)
なぜ突然…大阪城公園で地面陥没、2m大の穴(産経新聞)
郵便不正「凛の会」発起人 偽証明書提出認める初公判(産経新聞)
posted by サカモト ヒロカズ at 16:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月13日

中越地震 被災児童の作文もとに歌…「ありがとう」CDに(毎日新聞)

 04年10月の新潟県中越地震で被災した山古志小学校(長岡市)の子供たちの作文を基にした歌「ありがとう」がCDになり、10日発売された。全国から寄せられた支援への感謝の思いが詰まった歌。歌の作者であるコカリナ奏者、黒坂黒太郎(本名・正文)さん(60)とCDで歌った妻で歌手、矢口周美(かねみ)さん(57)が10日午後、山古志小、中学校を訪ね、子供たちにCDを手渡し一緒に歌う。【岡田英】

 歌は04、05年度の文集から黒坂さんが06年に詞を編集し、曲を付けた。09年9月のトキめき新潟国体の開会式で歌手の小林幸子さんらが歌ったことで注目を集めた。

 <悲しいときに あの人は あったかい握手してくれた うれしかった、やさしかった ふるえるほど ありがたかった 何かお礼をしたいけど 心をこめて ありがとう>

 「『ありがたかった』は子供が使う言葉ではないけど、おじいちゃん、おばあちゃんが使っているのを聞いたのでしょう。文集につづられた言葉の向こうに山古志の人たちの姿が浮かんだ」と黒坂さん。04年12月、仮設住宅で支援コンサートを開いた際、住民の案内で全村避難中の山古志に入った。校庭に倒れていた桜の枝からコカリナを作り、約70人の児童に贈り、演奏を指導するなどして交流を重ねた。

 地震の2日後、孤立した山古志からヘリコプターで避難した山古志中3年、五十嵐達生(たつき)君(15)は当時、小学4年。学校に行けず、両親らは片付けに忙しく、途方に暮れていた。そんな時、遊んでくれたのがボランティアだった。

 「生活していくうえで大切な事を教わった。生きることが大事だということ。いろんな人のおかげで生きてこれた」。05年春の文集にそうつづった。

 8日に中学を卒業した五十嵐君は、父親の電気設備会社を継ぐ夢を抱き、市内の高専へ進学する。「地震があって、かえって山古志への思いが強くなった。全国の人への感謝は絶対忘れない」。10日、思い出の詰まった校舎である黒坂さん夫妻の歌の披露では、黒坂さんから教わったコカリナを奏でるつもりだ。

【関連ニュース】
ハイチ大地震:発生1カ月 被災者の住宅問題が深刻化
台湾:水害被災者と馬総統が宴会
ハイチ大地震:陸自の重機 成田を出発
ハイチ大地震:陸自隊員34人が首都に到着 PKO1次隊
ハイチ大地震:「生存者捜索打ち切り」 13万人首都脱出

密約、信頼損ない遺憾=沖縄知事(時事通信)
放火容疑で社員の男逮捕=滋賀リビング新聞社の火災−県警(時事通信)
9・11陰謀説、民主の反米気質反映…米紙(読売新聞)
阿久根市議会が流会、市長は今後も欠席示唆(読売新聞)
ゆるキャラ「あわじい」は3100歳 兵庫・淡路島(産経新聞)
posted by サカモト ヒロカズ at 07:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

司馬さんの絵心 色鮮やかノート 大阪の記念館で一般公開(産経新聞)

 司馬遼郎記念館(大阪府東大阪市)は1日、司馬さんが「アメリカ素描」と「街道をゆく ニューヨーク散歩」の執筆のため、アメリカを訪れた際の取材ノートを報道陣に公開した。スケッチや地図を多用し、絵心がうかがい知れる内容で、2日から始まる企画展で一般公開される。

 公開したのは昭和59年、60年、平成4年に渡米した際の取材ノート計11冊のうち21ページ分。万年筆や色鉛筆を駆使し、赤や青、黄色などカラフルな色使いで事細かに記している。

 セントラルパークのメモには、自筆地図に「ハーレムに接しているため、夕方から夜はさけるべし」と注意事項を記録。街並みや船のスケッチのほか、眼鏡と口ひげが印象的な「感じのいいバーテン」など出会った人々の似顔絵もあった。

 上村洋行館長は「写真で撮るより、絵で描いた方が印象として残しやすかったのだろう」と話している。

<アーチェリー事故>矢を放った男子生徒を書類送検(毎日新聞)
ユーチューブにバイク暴走映像=知人投稿、運転の男を逮捕−和歌山県警(時事通信)
引きずり死初公判 殺人罪の適用例少なく(産経新聞)
企業・団体献金禁止「今国会で結論」 新たな火種? 首相は意欲(産経新聞)
英文だけ「TSUNAMIない」 宮城県、メール誤配信(産経新聞)
posted by サカモト ヒロカズ at 19:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。